測定には誤差がつきものです。
1回の測定の誤差が大きくても、複数回の測定して、その結果を平均すると、誤差は小さくなります。
逆に、誤差を小さくするには、複数回の測定して、その結果を平均すれば良いです。
測定する回数の目安ですが、
誤差をk分の1にしたいなら、k×k回測定して平均してください。
例えば、誤差を2分の1(半分)にしたいなら、k=2ですので、
2×2=4
より、4回測定して平均してください。
例:Aさんの身長を測定する場合。
1回測定して
160.5
だとしても、実際には
160.5+誤差
です。この誤差を2分の1(半分)にしたいなら、2×2=4より、4回測定(すでに1回測定しているので追加で3回測定)してください。その結果が
160.5, 160.3, 160.7, 160.1
とすると、これを平均して
(160.5+160.3+160.7+ 160.1)/4
=641.6/4
=160.4
が得られます。4回測定で誤差は2分の1になりますので
160.4 +誤差/2
となります。
身長を測定する場合、5mm程度は誤差があるかもしれません。この場合、4回測定して平均すれば、誤差は5/2=2.5mm程度になります。逆に誤差を1mm程度にしたいなら、5×5=25回測定して平均してください。このとき、誤差は5/5=1mmとなります。
□
まとめです。
- 誤差を小さくするには、複数回の測定して、その結果を平均すれば良い。
測定回数の目安
- 誤差をk分の1にしたいなら、k×k回測定する
例えば
- 誤差を2分の1にしたい→2×2=4回測定
- 誤差は3分の1にしたい→3×3=9回測定
- ...
- 誤差は5分の1にしたい→5×5=25回測定
- ...
- 誤差は10分の1にしたい→10×10=100回測定
読んでくれてありがとうございます。