幼児教育では
順序数
集合数
が理解できれば数の概念が身についた、ってことになるそうです。
「順序数」は、順序を表す数のこと。
順番のことですね。
これが1番目、これが2番目、これが3番目、…
と順番が分かれば、順序数が理解できていることになります。
「集合数」とは、ものの多さを表す数のこと。人数とか個数のことですね。
幼児教育では、順序数と集合数の両方が分かったら、数の概念が分かった、となるようですが、数学的にはどうなんでしょう?
数とは何か?
一番最初、その次、その次、・・・
と、順番に数えるという動作を、論理的に記述したものです。
ウィキペディアによるとこんな感じです。
でも大丈夫!
大雑把にいうと、
順番に数えるという動作を、論理的に記述したら、ペアノの公理になる
ということです。つまり、
数を数えることができるなら、ペアノの公理を(無意識的に)理解していると言えるのです。
つまり、
数えることができる
↓
ペアノの公理が(無意識的に)使える
ということ。
幼児教育の話に戻りますと
順序数が理解できる
↓
数えることができる
↓
ペアノの公理が(無意識的に)使える
となります。
幼児教育って難しいですね。
続く