くものしゅの日記

子育て中の ph. D.(応用数学)が書いてます

赤ちゃんの発育曲線って? その3:母子手帳に書いてある発育曲線は何のため?

厚労省のホームページにある
「乳幼児身体発育 評価マニュアル」
を読んで、へぇー、って思ったんですけど、発育曲線は「現況値」と「体格標準値」の2つがあるそうです。
 
現況値の発育曲線:
保護者の人が理解しやすいように、直近の調査に基づき作られた発育曲線。医学的な判定には使いません。
 
体格標準値の発育曲線:
日本人の体格変化のトレンドが終了した2000年(平成12年)の調査に基づき作られた発育曲線。医学的な判定に使います。
 
母子手帳に書いてある発育曲線は現況値です。帯状のグラフになっている理由は、保護者が記入しやすく安心感をもてるようにするためです。
 
うーん。母子手帳の発育曲線は、医学的に用いられているものと違うんですね。
知りませんでした。
あと、日本人の体格って、戦後、一貫して大きくなっていると思ってたんですけど、その傾向性って、2000年で終わってたんですね。
これも知りませんでした。
 
以上のことは
「乳幼児身体発育 評価マニュアル」

 

に書いてあったことです。以下に該当箇所を引用しておきます:
 
3:乳幼児身体発育調査結果を利用する際の留意事項 現況値(平成22年調査)と体格標準値(平成12年調査)の意義
 
乳幼児身体発育調査の集計結果は、従来から乳幼児の体格標準値として、母子健康手帳に掲載される乳幼児身体発育曲線や乳幼児の身体発育や栄養状態の評価、医学的診断に活用されてきました。 「第3回乳幼児身体発育調査企画・評価研究会」(平成24年3月22日)にて、集団の長期的評価や、医学的な判定(診断基準や小児慢性特定疾患治療研究事業で参照する基準)に用いる乳幼児及び就学期以降の体格標準値としては、2000年(平成12年) 調査に基づく値を引き続き用いることとなりました。これは、関係学会の「小児の体格標準値は、日本人の体格変化のトレンドが終了した2000年の値に固定することが 望ましい」との見解等に基づくものです。 2010年(平成22年)調査に基づく値は、母子健康手帳の記入方法の指導や母子健康手帳を用いた保健・栄養指導の際に用います。2010年調査に基づく値は、直近の調査に基づく乳幼児の現況を示すものであるので、保健指導や栄養指導の際に保護者の理解を得やすく、また、帯状のグラフとすることで保護者が記入しやすく安心感をもてるように作られているためです。 なお、乳幼児に関しては、図2-1に示すとおり、2000年調査値と2010年調査値では、ほとんど差がありません。
 乳幼児身体発育評価マニュアル:平成23年度 厚生労働科学研究費補助金 (成育疾患克服等次世代育成基盤研究事業)より抜粋。
 
 
 
 実は、他にも気になったことがあるんですけど、それは後日に。
 
 
以前の記事:「赤ちゃんの発育曲線って? その1」

kumonoshu.hatenablog.com

 

 

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kumonoshu.hatenablog.com