くものしゅの日記

子育て中の ph. D.です。専門は確率統計.情報理論等

自明な群を用いて、「1+1は2じゃないぞ。オレたちは1+1で200だ。10倍だぞ10倍」を分析してみた。

普通の数(自然数)の足し算は、
1+1=2
1+2=3
2+2=4
・・・
であり、例えば、ミカンの個数を足したらいくつになるのか計算する際に使えます。
 
自明な群とは、簡単にいうと、すべての数が0と等しいという状況。
0=1=2=3=・・・
が成り立つと考えてください。
 
自明な群の演算は
0+0=0
しかありません。
 
この自明な群は、プロレスラーの天山・小島(タッグ名テンコジ)の名言
「1+1は2じゃないぞ。オレたちは1+1で200だ。10倍だぞ10倍」
の分析に適用できます。
 
次の定理が成り立つ。
 
定理:(天山・小島)
プロレスの実力を自明な群と仮定すると、
「1+1は2じゃないぞ。オレたちは1+1で200だ。10倍だぞ10倍」
証明:
計算ミスがないことの証明すれば定理の証明として十分であろう。
定説では、100倍と言うべきところを10倍といい間違えた、と言われているが、
プロレスの実力を自明な群と仮定すると、
すべての数は0であるので
「0+0は0じゃないぞ。オレたちは0+0で0だ。0倍だぞ0倍」
となり、
「0+0は0じゃないぞ。」
の部分が不合理である。
つまり、
「1+1は2じゃないぞ。」
のみが不合理であるが、これは文脈から推測すると意図的であり、決して計算ミスではない。
 
上記の定理は、プロレスの実力を自明な群であると仮定している。一方、テンコジの発言は何の仮定もない。よって、上記定理は不十分であり、自明な群を仮定せずに再度、証明しなおす必要があろう。
 
次回、自明な群を仮定せずに
「1+1は2じゃないぞ。オレたちは1+1で200だ。10倍だぞ10倍」
を証明します。
 
続く。
 
読んでくれてありがとうございます。