前回
で、プロレスのタッグの実力を測る式を導出しました。要約すると次の通りです。
プロレスラーA、Bのシングルの力を、それぞれ、a,b と書く。AがBをサポートする力をa×bと表す。プロレスラーのタッグの力 a+b をa+b:=a×b+b×aで定義する。
今回は、読みやすいように×を削除して
a+b=ab+ba
と記述します。
では、前回の続きを始めたいと思います。
前回、プロレスのタッグの力を
a+b=ab+ba
と定義しましたが、右辺の+を-と置き換えると量子力学等で有用な交換子
[a,b]=ab-ba
になります。このことより、プロレスと量子力学の類似性が予想できます。
実際、プロレスにも、量子力学における
量子のもつれ
と同様の性質があります。
量子のもつれとは、二つの粒子の内、一方の粒子がどんなに離れていても、もう一方の粒子に影響を与えられる、という性質です。
この性質はプロレスでも観測されています。
プロレスラーのもつれ
と呼ぶことにします。
実のところ、もつれはプロレスに限りません。一般人のカップルでも、二人がもつれていれば、どんなに離れても(例え別居していても)互いに影響を与えます。
以上より、プロレスラーであろうが一般人であろうが、二人のもつれの指標として
a+b=ab+ba
が活用できると思われます。
続く・・・かも
読んでくれてありがとうございます。