くものしゅの日記

子育て中の ph. D.です。専門は確率統計.情報理論等

子どもの頃のエジソンは1+1=2が分からない劣等生という問題

教育の話なんですけど、
子どもの頃は劣等生だったけど、大人になったら天才になった、
って話、ありますよね。
例えば、発明王エジソンとか。
エジソンは小学生の時
1+1=2
に疑問を持って、
 
なんで1+1は2なの?
 
と先生に質問したの。そしたら、
 
お前アホか!
 
みたいなこと先生に言われて。ショック受けたんでしょうね。不登校になっちゃったの。
でも、エジソンの母親が偉くてね。
 
そんな学校行かなくていい!お前は賢い!
 
って感じで励ましてね、自宅学習で、お母さんが直接、エジソンに勉強教えてね、ほんと、すごく勉強して、電球とかレコードとかいろいろと発明して、大金持ちになったんです。
 
不登校だけど家庭教育で発明王
セレブの仲間入りですよ。
 
この逸話。
劣等生でも頑張れば天才になれる、みたいな話。
夢があっていい話なんですけど、分からないことがあるんです。
 
なんで1+1は2なの?という質問に、エジソンのお母さんは、なんて答えたの?
 
ググっても分からなかったんです。出てくるのは 1+1=2の理由とか。それが定義だから、とか、ペアノの公理が~、とか、そういう話。
数学的には正しい話と思います。でも、小学生のエジソン
 
ペアノの公理がなんたらかんたら・・・
 
って話をしても、納得してくれないと思うんです。
 
ここで言いたいのは、子育ての話。
子どもの疑問をどうやって答えたらよいか?
 
エジソン少年は
 
1つの粘土と1つの粘土を足したら1つの大きな粘土になるから、1+1は1でしょ?
 
と言ってたそうなんです。この疑問に対する答えはどんな感じかな?って思い、ググってみたら、
 
粘土の重さで考えると1グラム+1グラムは2グラムだよ〜♪
 
という説明が見つかったんですけど・・・・これ難しいです。元々、個数についての疑問なんだから、重さで説明するのは話のすり替えだと思うし、1+1に疑問を持ってる小学生に
 
重さで考えてみて〜♪
 
って教えるのは、まあ、なんというか、難易度上がってます。因みに
 
体積で考えてみて〜♪
 
は、もっと難しい。粘土の体積って、難しいよ。変形するから。っていうか
 
体積ってなんですか?
 
ってツッコミ入れられたらどうする?
まあ、大人相手なら測度論を使って煙に巻くといいかも。
 
まずは、粘土からなる集合の全体ががシグマ加法族を形成するかどうかを考察しなければならないんですけど・・・・
と説明すれば、数学が苦手な人は興味が無いから話題を変えてくれるし、数学が得意な人でも分かったふりをしてから話題を変えてくれるから。
 
でも相手は小学生。しかもエジソンですよ。
真面目に教えないとね。
 
では、仕切り直し。
 
1+1はいくつですか?
という問題は
1個と1個を、合わせて何個になるか?
という問題ですよね。で、
粘度なら、合わせると大きい1個になる
エジソンが答えたんですよね。
この場合、私なら、こう答えます。
 
さすがエジソンさん。正解です!
 
 
次回、エジソン少年の質問を数学的に考察すると、どうなるのか?なぜ、正解と言えるのか?を解説する予定です。
 
最後まで読んでくれてありがとうございます。