「平均思考は捨てなさい」って本を読みました。
平均思考とは何?っていいますと、この2つで要約できます。
1.平均は理想の姿で個人はエラーである(ケトレーの説)
2.ひとつのことに秀でている人は、ほとんどのことに秀でている可能性が高い(ゴルトンの説)
1は単純。
みんな同じがいいよね~、みんなと違うのはダメよね~
って発想です。
例えば、足の速さ。速いのはダメ、遅いのもダメ、
平均的なスピードが良い。こんな感じ。
でも、みんな同じで何がいいの?って思いますよね。
足が速い方がいいんじゃない、って。
違うんです。
組織にとっては個性なんて不要なんです!
どういうことかっていうと、
組織を運営するのに、マニュアルって作りますよね。
んで、マニュアルって平均的な人に合わせて作りますよね。
ってことは、平均から外れた人ってマニュアルに合わせづらいですよね。
ってことは、平均から外れた人って組織にはいらないよね~
って考え方。
ところで、マニュアルに従う人がいるなら、
マニュアルに従わせる人もいますよね。
マニュアルに従う人を管理する立場。マネージャーとかそんな感じの人。
そういう立場の人は平均的ではなく、むしろ、
平均より上の能力であることが期待されますよね。
ここで問題。
能力にも色々ありますが、どんな能力が優れていると良いと思いますか?
ここで2の考え方
「ひとつのことに秀でている人は、ほとんどのことに秀でている可能性が高い」
を思い出してください。
この説を信じるならば、
どんな能力でもいいけれど、
その能力を測定するテストの成績が優秀ならば良いのです。
つまり、
ペーパーテストで優秀な人は、ほとんどのことに秀でてる、
と判断しても良いのです。
今の学歴社会の考え方の基礎みたいなものですね。
以上が平均思考です。
この「平均思考」を捨てなさい、っていうのがこの本の内容です。
「平均思考は捨てなさい」