くものしゅの日記

子育て中の ph. D.です。専門は確率統計.情報理論等

大きな公園の小さなイス

先日、うちの赤ちゃんと、
大きな公園っぽいところに遊びに行ったときの話。

 
子供向けの広場に小さなイスがあったんですが、
そのイスの座るところに顔が描いてあったんです。
イスの座面の所に描いてある顔だから
「イスの顔」ということにしましょうか。
 
その「イスの顔」の上に砂が乗っかていたんです。
 
で、その砂を私が手で払いのけたら、
それを見ていた、うちの子が
キャッキャッ
と笑い、わたしの真似して、
イスの顔を
サッサッ
と、なでたんです。
そして、一人で
キャッキャッ
って笑いながら、こっちを見るので、
わたしも、イスの顔を
サッサッ
と撫でたら、うちの子が
キャッキャッ
と笑って・・・・
 
って感じのことを、何回も繰り返しました。

STEM教育って何?

最近の教育(2018年現在)。
 
STEM教育とかあるらしい。
  • Science (科学)
  • Technology(技術)
  • Engineering(工学)
  • Mathematics(数学)
 
この4つ。これが、子供の教育の中心になるらしい。
なんか、元米国大統領のオバマさんが、
STEM教育が重要だ~
といって、そういうのが流行してるっぽい。
 
例えばホワイトハウスにこんなことが書いてあります ↓
 
なるほど、 
STEMが重要なんだ~
って思ったんですけど、
よく考えたら、
自分たちが知らないことを子供に教えることはできないです。
 
我々が子供の時と科学技術は変わってます。
コンピュータやロボットの話も、
どんどん子供の教育に進出しています。
 
STEM教育がなんであるのか。
まずは、親が学ばないといけない気がします。
 
STEM教育をいつやるの?
 
今すぐSTEM教育について親が学んでおかないと、
どんな教育を子供にすれば良いのか分からないし、
子供に質問されたときアドバイスができなくなってしまいます。
 
というわけで、
今からSTEM教育っぽいことにチャレンジしようかと思ったりしました。
 

統計でいうところの「分布」って何?

統計で見かける用語ですけど
「分布」って何?
って思うことありませんか?
日常用語ではあんまり使わないので分かり辛いですよね。
でも、
 
〇〇は全国に広く分布しています。
 
という表現なら見かけることもあるかも。
 
古墳は全国に広く分布しています。
 
とか。この場合は、
「分布」を「存在」と読み替えても意味が通ります。
 
古墳は全国に広く存在しています。
 
どうやら、
 
「分布」≒「存在」
 
のようです。より詳しく言うと、
 
「ある物」が「ある場所」に「何個」存在するか
 
ということに注目する場合に、
分布という用語が使われているようです。例えば
 
「古墳」が「どの地域」に「何基」存在するか
 
ということに注目する場合に、
分布という用語が使われています。
 
 
一方、統計では、分布という用語は、
 
Aに何個、Bに何個、Cに何個・・・
という感じに、
 
何個あるのか
 
ということに注目するときに使います。
 
例えば、古墳の場合、
 
「どの地域」に「何基」あるか
に注目するとき、古墳の分布という用語を使います。
 
日常で使う「分布」は、地理と結びついているイメージが
あるかもしれませんが、
 
統計における「分布」は、地理以外でも使います。
 
例えば、身長の場合、
「〇 cmの人」が「何人」いるか
に注目するとき、身長の分布という用語を使います。
 
「何個あるか」ではなく、「どれくらいの確率か」に注目するとき、確率分布といいます。
 
分布は表やグラフで分かりやすくまとめられていることが多いです。
 
例えば、「古墳・横穴の分布」は、文化庁
の30ページにあります。
気になる方はご覧になってください。
 
 以上、分布という用語についてのお話でした。

国会議員の街頭演説

先日、街頭演説している人がいたんです。
有名な国会議員の人。
名前を言えば皆さんご存知だと思います。
たぶんね。
 
で、その政治家の熱狂的なファンと思しき人が、
演説中に応援してるんです。
ほんと、熱心に応援してるの。
もう、熱心すぎて、演説がしづらくなるくらい。
みんな、苦笑いですよ。
空気読めないファンっているんだな~
って思ってたら、
パトカーが来て、
警察に連れていかれました。
 
おしまい。

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赤ちゃんって、すべり台を一人ですべれるかな?

うちの赤ちゃん、一人ですべり台できません。
だから、 太ももに赤ちゃんを乗っけて、
大人がすべり台をします。
すべり降りると赤ちゃん、キャーって歓声あげて喜びます。
いい感じです。
 
でも、なんというか、
そろそろ一人ですべり台してほしい。
というのも、最近のわが子。
もはや、赤ちゃんじゃないんじゃないか?って気がするんです。
パタパタ走り回るし、なんだかアグレッシブだし、
表情が違います。
知性あふれる表情!
もう、立派な幼児なのでは!?
そんな気がする。今日この頃。
 
っという訳で
チャレンジして良いはず。
 
すべり台チャレンジ!
 
公園のすべり台の上にわが子が立っています。
一人ですべれるかな?
 
一人で座りました。
 
さすがです。立ったままではすべれない、
ということを理解しているようです。
後はすべり降りるだけ。
幼児ならすべれるはずです。
さあ、すべって!
 
ゴロリンコ
 
無理でした。
 
すべり降りるのではなく、
すべり台の端を持って降りようとしてバランスを崩し、
転がり落ちそうになりました。
 
あっ、もちろん事故が起こらないよう
万全の態勢で見守っていましたので、
ケガとかはないです。
 

 

「幼児教育の経済学」を読んで思ったこと

「幼児教育の経済学」
ジェームズ・J・ヘックマン著

幼児教育の経済学

幼児教育の経済学

 

 

著者のヘックマン氏は2000年ノーベル経済学賞受賞してる人。

 

著者の主張は大雑把に言うと、

幼児教育は重要ですよ、

ってことです。

もう少し詳しく言うと、

幼少期の教育介入の有無が、その後の人生に与える影響を調査した社会実験の結果、

幼児教育の重要性が分かった、ということです。

著者は

 

  • ペリー就学前プロジェクト  (123人の子供を調査)
  • アベセダリアン・プロジェクト(111人の子供を調査)

 

という社会実験の結果から、幼少期の教育介入にかなりの効果がある

と結論付けています。

 

著者によると、幼児教育により非認知能力(協調性とか忍耐力とか)が向上します。

一方、IQのような知的能力についてはそれほど効果がないそうです。

 

この本の面白いところは、著者の考えと対立する専門家の意見が書いてあるところです。

 

特に、チャールズ・マレー(有名な「ベルカーブ」という本の共著者の1人)
の主張
「幼少期の教育介入に否定的な報告もある」
は考えさせられます。
 
マレーの主張を一部抜粋してみます。
 

やる気に満ちた人々による、小規模の実験的努力は成果を示す。
だが、それを綿密な設計によって大規模に再現しようとすると、
有望に思えた効果が弱くなり、そのうちすっかり消滅してしまうことが多い。

 

 
どういうことかといいますと、
 
  • ペリー就学前プロジェクト 
  • アベセダリアン・プロジェクト
 
の結果はあくまでも、少人数かつ、やる気のある教員による成果にすぎない、
ということ。
 
もっと大規模な調査
  • 幼児の健康と発達のプログラム IHDP(985人の子供を調査)

や、さらに大規模な

  • ヘッドスタート(1960年代からアメリカで実施されている、
    恵まれない未就学児童のために早期学習環境を用意するプログラム)

では幼少期の教育介入の効果に否定的な結果報告が数多くある、

とマレーは主張しています。

 
まとめるとこんな感じです。
 
  • 著者のヘックマンの説: (少人数を調べた結果)幼少期の教育介入にかなりの効果がある
  • チャールズ・マレーの説:(大人数を調べた結果)幼少期の教育介入の効果に否定的
 
この本の結論は、もちろん、著者の説が正しい、ということになっています。
つまり、幼少期の教育介入にはかなりの効果がある、ということです。
 
皆さんはどう思われますか?
 
幼児教育の経済学

幼児教育の経済学

 

 

外務省マジ感謝!外交青書2018に書いてあった気になること。

国の白書(年次報告書)には、
犯罪白書」や「通商白書」とか色々ありますけど、
外務省の白書は「外交青書」といいます。
 
外交青書とは、国際情勢の推移及び日本が行ってきた外交活動の概観をとりまとめたものです。
外務省によって作成された文章だから、日本の外交について知るには絶好の文献ですね。
過去に発行されたすべての外交青書は外務省のサイトで閲覧できます。
 
 
 
ところで、最近、
外交青書2018をみたんですけど、
気になることがあるんです。
 
青書にはいくつかのコラムが掲載されているけど、
104ページ にあるコラム
が気になるんです。
 
コラムの内容は、外務省内で開催された文化交流イベントが大変好評だったという話です。
イベントの内容について興味ある人は青書を読んでみてください。
私が気になったのはイベントの内容ではなく、どれくらい好評だったか、ということなんです。
青書から抜粋します。
 
SNS等では、「外務省マジ感謝!」や「ここまでやるか外務省、ありがとう!」などの投稿が多く、大変好評を得ました。
 
外務省によって作成された外交青書
「外務省マジ感謝!」
って書いてあるんです。
SNS等の投稿を引用するにしても、
「外務省マジ感謝!」
を選ぶというセンスが、
もう、なんというか、
「ここまでやるか外務省」
って気がします。
 
あと、このコラムのタイトル
中央アジアの魅力発信」
も気になるんです。
 
 
 
の5か国のことです。
キルギス以外は、~スタンって国名ですね。
 
 
で、このコラムにこんなことが書いてあるんです。
 
流行語大賞にはまだ入りませんが、一部のファンの中で、「お疲れスタン」という言葉も流行りつつあります。
 
中央アジアの魅力発信」
というコラムに
「お疲れスタン」
が流行りつつある、
と書いてあるんです。
 
外務省作成の外交青書によると
「お疲れスタン」
に流行の兆しがあるのです。
 
 
今回の話はここまでです。
読んでくれてありがとうございます。
 
お疲れスタン
 

 

外交青書〈2018(平成30年版)〉

外交青書〈2018(平成30年版)〉